ジャスティグリュプス・セキュリティーとはセカンドウェーブと対立関係にある旧文明期に存在した国際傭兵部隊を母体とした民間軍事会社(以下PMC=Private Military and Security Companies)である。


概要

旧文明期に存在したグローバルイーグルスと言う国際傭兵部隊を母体としたコミュニティーであり、セカンドウェーブ殲滅を目的とした国際治安維持軍を自称するようになった。
後にジャスティグリフォンと言う名前で活動をはじめ、セカンドウェーブの脅威から世界を影から守っていたとされる。
ただ黙示録の生贄を止められなかった事や、黙示録の生贄以降に数度にわたって行われた戦闘の敗北で事実上壊滅状態になる。
その後、第三帝国最後の海軍大将レーベル・レムデートの参加で第三帝国海軍をはじめとした有志の帝国軍人達を吸収して再びセカンドウェーブとの戦いに挑む。
しかし、主要国家の解体が次々進み、最後の国であったスメリア合衆国が解体し、セカンドウェーブの目的が果たされてしまい、セカンドウェーブと共に歴史の中に消えていった。

新たな文明が築かれ(現行シリーズ)、細々と国際傭兵部隊としての活動をしていたようだったが、新セカンドウェーブが活動を始めると共に再び活動を再開。
各国の紛争に加担する中、この傭兵部隊を母体としてジャスティグリフォンと言う会社が設立されるにいたり、その二年後ジャスティグリュプス・セキュリティーという正規の民間軍事会社としてスタートされる。


戦力

空母を含めた多数の艦艇、戦闘機部隊、特殊・戦闘車両を保持しており、一介の民間軍事会社としては非常に規模が大きく、
総合的な戦力は小国の軍隊に匹敵するという。
有志の協力者達による支援や退役軍人たちで構成されており、世界中に構成員…もとい社員が存在し、セカンドウェーブの攻撃に即座かつ迅速に対応できるようになっている。


装備品は主に旧文明機のバリエーションモデルを基盤としたもの、あるいはそのコピーモデルが基本。
それぞれGH-00ジハードとGH-74カムイレイタアはその典型的な例である。

PMCという組織として

対セカンドウェーブを目的とした組織であるが、傭兵部隊及び帝国軍隊を母体としており、各々の機能を受け継いでいる。
必要とあれば各国の軍隊に戦力を貸すことなり、そのビジネスによる報酬によって戦力を補強する。
だが、セカンドウェーブ絡みの事件には独立した行動を始めるなど割と過激的な組織である。
よって傭兵としての組織構成には若干不安がある。
PMCとして運用する上でのメリットとデメリット


メリット
基本的には一般的なPMCとほぼ同等であり、少ない兵力を運用する上ではいかなる時でも即座に対応できるPMCのフットワークの軽さは大変魅力である。
また、兵器を自作するなど戦力としては非常に強大であり、PMCのフットワークの軽さと軍隊の強さを兼ね備えた強力な組織であり、東西問わず信頼は厚い。
PMC全般にいえるがPMC社員が正式な戦死者数としてカウントされない事も、軍にとって無視できない利点である。

デメリット
これもPMC全般にいえるが、軍と共に作戦行動を共にする事が多いにも拘わらず、社員らの戦争犯罪に関しては軍の法令を適用する事が出来ず、正規兵と比べ処罰が軽きに失することが問題となっている。
また、正規兵の代わりに「汚れ仕事」を命じられる、その『役得』として正規軍以上の略奪暴行を働くのは古代以来延々と続く問題であり、傭兵、それを母体とした組織を使う限り抜本的な解決は困難である。
民間会社であることから、作戦の遂行に拘わらず会社内での社員に対する待遇問題や保障問題によるストライキが起き、予定されていたサービスが供給されない可能性がある。

PMCを運用する上で忠誠心の欠如は懸念される問題であるが、この会社の場合それが特に顕著なものとなっている。
彼らが忠誠を誓うのはあくまでも第三帝国とその皇族である汐見一族であり、第三帝国最後の皇帝である汐見伊予と同国海軍大将レーベル・レムデートの思いから動く組織であり、現文明に対する忠誠心と言うものは一切無い。
現文明期から新たにリクルートされた社員は第三帝国皇族に忠誠は持たないものの方が多いが、金に忠誠を誓うものの方が圧倒的に多い。
その為、前者は突然の契約の破棄、後者は寝返りなどが非常に多い。




主要人物

スコット・ダベンポート
グローバルイーグルスの創始者。
スメリア合衆国空軍の軍人で退役後、軍人時代から追っていたセカンドウェーブを追うために傭兵部隊を設立したとされる。

レーベル・レムデート
ヴィルネキア第三帝国海軍大将。同時に汐見伊予の後見人である。黙示録の生贄後、汐見伊予をミッドガルド共和国に亡命させ、自らも自国から脱出した。その後、自身が指揮していた艦隊を率いて第三帝国に戻り、グローバルイーグルスの協力者となる。
対セカンドウェーブ戦闘中、旗艦戦艦秋葉が爆破炎上、艦と運命を共にした。
旧シリーズの重要人物であり、核心に大きく迫る人物であるため、近日ページを作成予定。詳しいことはそちらで。

汐見伊予
ヴィルネキア第三帝国最後の皇帝汐見伊予と言うのは女性が皇帝となる際に付けられる名前であり、本名は汐見姫神。
第三帝国の軍事政策に終止符を打ち、レムデートと共に民主国家としての基盤を固めた。
黙示録の生贄後、(本人の意思に反して)レムデートによって第三帝国最大の友好国であったミッドガルド共和国に亡命させられる。
共和国軍に保護される中、レムデートの死を聞きつけ、自殺未遂。
レムデートとの間に子供が出来ていたらしく、それを出産。(名前が不明)その後の資料は無い。

グリュプスセキュリティー関係者

バージル・レムデート
ジャスティグリュプス・セキュリティー社長。一応エクステシア国籍。
レムデートと汐見の血族であり、正義感が強い。
先人達がセカンドウェーブと戦った話に人一倍詳しく、当記事資料のほとんどは彼が持っていた。
セカンドウェーブの打倒に生涯を捧げるとのこと。

ゴードン・サンダーマン
第三帝国空軍最高のエースパイロットであった第八航空部隊所属リンドブルム隊隊長であるデリー・サンダーマンの血族。
エクステシア空軍出身。空戦における天性の勘を持つようであり、当PMCのスーパーエース。
バージルと同様セカンドウェーブの打倒に生涯を捧げている。

アラン・ビット
独特のユーモラスさと独特の戦闘機動で有名だった第三帝国空軍第56航空隊所属エース部隊ジェノサイド隊隊長ジョーリー・ビットの血族。
ジョーリービットの独特のユーモラスさを引き継いでおり、PMCのムードメーカー。
エクステシア空軍期ゴードンとは同期で親友。航空管制期の指揮を担当する。

霧島愛沙
チームワークを重視する事で有名だった第三帝国第3航空隊所属アサシンバグ隊隊長霧島美穂大尉の血族。
バテスト帝国海軍出身。ステルス戦闘機を好む。チームワークを重視しており、誰かが犠牲になることが前提となる考えを一切しない。

ペネローペ・アリア=シオン
ダイヤモンドキングこと第三帝国空軍第114航空隊第21戦闘飛行隊ラウンドポーカーズ隊隊長ブレイブ=シオンの血族。
環太平洋軍事条約機構系列の連合王国空軍出身。前進翼機を好み、機動性に特化した機体をよく愛機とする。
現在まで彼女が認めた人物は3人であるとの事(血族であるブレイブ、社長のバージル、PMCエースのアラン)
寡黙な雰囲気を持つが割りと熱い性格であるとの事。